にっきダイアリー

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AutoCAD LT でビューポートの視点を90度回転する

2007年1月のメモから引っ張り出してきた。以下、コピペ。

タイトルでロストテクノロジーとかご大層なキーワード出してますが、ようは自分が以前に作ったAutocad LT 用の DIESEL 式を発掘しただけです、はい。

^C^C_tilemode;0;_mspace;_ucs;_z;270;_plan;c;ucs;w;zoom e;

これね。
これは何をするものかというと、モデル画面では縦長の図面を横長のビューポートに収めるために、ビューポートの視点を90度回転させる、それだけのものです。
でまあ非常に単純かつささいな上普段はあまり使わない機能なんですが、あると便利なので 2002 の自作メニューに登録しておいたらしいです。過去の自分は。
しかし、会社で使うマシンが新しくなったときに AutoCAD LT も 2005 になり、自作メニューの一部で(バージョンが違うとコマンド名も変わるために)不具合が出て、面倒くさいので 2002 時代の自作メニューを捨ててしまっておりました。
ですが、先月急に視点を変更させたい図面がいくつか発生し、(昔自分がメニューに登録したことを忘れ)手作業でやろうと思ったらやり方もすっかり忘れていて、結局、すでに視点が回転されている図面を呼び出して、ペーパー画面にあるビューポートと図面枠だけ流用して何とか作成したわけであります。
で、今頃になって、その時あれほど欲しかった機能を実現する DIESEL 式が 2002 時代の自作メニューに登録されていることを発見したので、せっかくだから、またロストする前に日記にメモっておくしだい。

2007年当時に件のエントリーを書きつつ、自分用カスタムメニューにマクロ登録して幾星霜。

新しいPC買ってもらった私はうかれすぎて、大事なマクロを登録したカスタムメニューのバックアップをせずに〜と4年前と同じことを繰り返したわけであります。

……三つ子の魂何とやら。

20110808追記:DIESEL式なんのこっちゃって方のために一応解説追加しときます。

  1. tilemode 0 でレイアウト(ペーパー)画面を選択。
  2. mspace でレイアウト画面にあるビューポートの内部モデル空間に移動。
  3. ucs z 270 でユーザー座標系の設定。Z軸の回転角度を270度に。
  4. plan c でプランビューを現在のユーザー座標系にあわせる。←ここで実際にビューポート内が回転
  5. ucs w でユーザー座標系をワールド座標に戻す
  6. zoom e でオブジェクト範囲にズーム(ビューポート内にすべてのオブジェクトが評されるように)する

ucs z 270;plan c がメインで残りはおまけみたいな。最後のzoomの後にさらにお好きな倍率でzoomコマンド付け加えるのもよいかと。
で、元の表示に戻す時は、ビューポート内で plan w ってやれば、ワールド座標系にあわせたビューに戻ります。